口唇ヘルペスの感染リスクを検証

目に見えないウイルスを原因とする口唇ヘルペスは非常に厄介な病気で、感染直後に必ずしも症状が現れない点も予防を困難にするハードルとなります。

つまり、口唇ヘルペスは他人から感染させられるリスク、他人に感染させてしまうリスクを伴う感染病で、お互い潜伏期だとうっかり油断してしまったり気づかなかったりすることも十分に考えられるのです。

口唇ヘルペス感染リスクの検証データでも、身近な人間同士で感染を繰り返す悪循環に陥るパターンが大半です。

確かに直接触れ合う相手とは、定期的に接触する可能性が強く、関係者全員で予防対策に励まなければ症状をこじらせる一方です。

口唇ヘルペスを引き起こす単純ヘルペスウイルスＩ型以外にも危険なウイルスはうようよしているのは、皆さまもご存じの通りです。

口唇ヘルペスの餌食になりたくなければ、うがい、手洗いの徹底や信頼できない相手との性的な触れ合いを避ける、といった基本的な対策で常に衛生面に気を配ることが重要です。

疲れる程、感染率・再発率がＵＰ？！

「最近疲労がたまっているのにヘルペスまで再発して、泣きっ面に蜂だ・・・」なんて嘆く口唇ヘルペスを持病とする方々も少なくない筈ですが、その不幸は偶然ではありません！

元々口唇ヘルペスは体力、抵抗力、免疫力が低下している時に感染しやすくなるのが特徴ですが、疲労時に再発率が上昇します。

つまり、疲れれば疲れる程、ウイルスが暴れ出す環境が整ってしまうわけです。

しかも、人間は疲れている時、ちょっとしたことでも面倒に感じてしまいますよね。感染予防、再発防止に欠かせないうがい、手洗いや毎日のシャワー、入浴も、疲労のピークではどうでも良くなってしまい、更に感染率、再発率が上がってしまう悪循環に陥ってしまいます。

口唇ヘルペスは感染原因がハッキリしていますし、有効な予防策も分かっているのに感染率、再発率が高いのは、こういうわけです。つくづく、口唇ヘルペスの感染原因である単純ヘルペスウイルスⅠ型は、人間の弱みにつけ込むような手ごわい相手だと言うことが分かります。